会名 | 旭川上の句競技かるた会 |
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設立 | 2006年4月(道内初) |
設立者 | 白山拓弥 (前会長・現相談役) |
所在地 | 北海道旭川市 |
主な活動内容 | 通常練習会(主に旭川市中央公民館) 休日練習会 合宿・時季イベントの実施 かるた教室等の実施 各種大会・練習会への参加 …などなど 活動範囲は主に旭川市内・上川管内が中心です |
北海道では,木札に独特の変体仮名で下の句が書かれ,下の句のみを読み上げる,いわゆる「下の句かるた」が行われています。
そのため,内地で一般的に行われている上の句から読み,下の句のみ書かれた札を取り合う「かるた」と区別するために,「上の句かるた」としています。
同じ百人一首かるたでも,北海道と内地ではルールだけでなく使用している札まで違うのです。
なぜ北海道だけ独特な札やルールとなったのでしょう??Wikipediaや,かるた札も製造している任天堂さんのホームページなどなどに情報が掲載されていますので,調べてみると面白いですよ♪
北海道では下の句かるたが主に行われているため,道内の上の句かるたの練習会に参加して下さる方の殆どが道外の出身で,経験者です。
これまで何度か「上の句かるた教室」を開催しましたが,子どもたちの反応をみると「下の句かるた」の方が好きみたいです。
学校の先生方で運営されている「TOSS五色百人一首かるた」もあります。
上の句かるた競技に近く,また教育現場で行われるということもあり,子どもたちには馴染みやすい百人一首かるたです。
が,やはり「下の句かるた」の方が好きなようで・・・
会を設立した当初は,上の句かるたを広めたいという想いで活動をしてきました。
でも,「下の句かるた」は北海道開拓の歴史も詰まっている大事な文化であると気づいたとき,この独特な文化も継承した上で,同じ百人一首かるたである「上の句かるた」も知って欲しいという想いに変わりました。
現在,方言等を盛り込んだ郷土かるたも多くの地域で作られています。記憶力や集中力,段取り,体力,そしてかるたの中身を知ることで知識も身に付きます。時には次にどの札が読まれるか分かる(超能力!?)ことも。
いろいろなかるたを通じて,北海道という地域を大切にし,今後も活動を継続しようと考えています。
まずは“かるた”を楽しむこと,そして会員一人ひとり”居場所”のとなり,かるたへの想いを膨らませていける会を目指しています。
その成果として,北海道出身で,北海道で上の句かるたに出会い,活躍する選手が出てくれれば・・・と願っています。
(2009.4.1)